【書評】超一流になるための最強の学習法「限界的練習」とは?『超一流になるのは才能か努力か?』

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世界の名だたるトッププレイヤーたちに共通する要素「限界的練習」とは?

 

こんにちは、よっしー(@kokiyossy)です。

アンダース・エリクソン著『超一流になるのは才能か努力か?』読みました。

本書はあらゆる分野の「超一流」が必ず行っている練習法「限界的練習」について述べた本です。

著者のアンダース・エリクソンは、「なぜどんな分野にも、超一流と呼ばれる人が存在するのか」という疑問から、30年以上にわたりあらゆる分野の「超一流」たちのパフォーマンスを科学的に研究。

そこから彼らに共通する練習法を突き止め、それを「限界的練習」理論として発表した人物です。

 

超一流になるための最強の学習法「限界的練習」とは!?

さっそく書評していきたいと思います!

壁を乗り越える「目的のある練習」の四つのポイント

そこそこのレベルでいいならただ単に練習するだけでいいのですが、もっと高みを目指したいのであれば「目的のある練習」を行う必要があります。

「目的のある練習」のポイントは以下の四つ。

  1. はっきりと定義された具体的目標がある
  2. 集中して行う
  3. フィードバックを受けられる
  4. コンフォートゾーンから飛び出すこと

特に四番目が重要で、自分がラクにできることを繰り返したところでそれ以上の上達は見込めません。

自分がこれまでできなかったことをできるようにすることが「目的のある練習」の狙いです。

 

「目的のある練習」と「限界的練習」の違い

「目的のある練習」だけでもかなりのレベルに達することは可能ですが、「超一流」になるにはそれだけでは不十分だと本書で述べられています。

「目的のある練習」に最高のプレイヤーから学ぶことを加えた練習法が本書のメインテーマである「限界的練習」です。

「目的のある練習」と「限界的練習」の大きな違いは以下のようになってます。

  • 限界的練習は、すでに他の人々によって正しいやり方が明らかにされ、効果的な訓練方法が確立されている技能に限る
  • よって、きわめて専門性の高い技能の向上に役立つ練習方法を指示してくれる指導者を必要とする

 

エキスパートと凡人を隔てる最大の要素は「心的イメージ」

ところでなぜ最高のプレイヤーに学ぶことが重要なのかというと、彼らには長年の練習で身につけた優れた心的イメージがあるからです。

心的イメージについて、本書では次のように説明されています。

心的イメージとは、脳が今考えているモノ、概念、一連の情報など具体的あるいは抽象的な対象に対応する心的構造のことである。

出典:超一流になるのは才能か努力か?, アンダース・エリクソン, p97

もっとかみ砕いて言うと、心的イメージとは僕たち人間がある対象に対し思い浮かべるイメージのことです。

たとえば「イヌ」と聞いたとき、僕たちは特定のイヌではなく一般的な「イヌの姿」を想像します(四つ足の生き物で、毛がふさふさしてて、つぶらな瞳をしていて…という具合に)。この「イヌの姿」が心的イメージです。

これを一流のプレイヤーに当てはめると、たとえば一流のピアニストは「この曲を弾いたとき鍵盤上で指がどのように動くか」が心的イメージとして身についています。

このように、超一流と呼ばれる人たちはその分野に対し、長年の練習で身につけた「精緻な心的イメージ」を持っていて、それが一般人との最も大きな違いなんですね。

 

まとめ

  • そこそこで満足せず、壁を越えて能力を向上させるためには「目的のある練習」が必要
  • 「目的のある練習」には①はっきりと定義された具体的目標②集中すること③適切なフィードバック④コンフォートゾーンを飛び出すことが重要である
  • 超一流になるためには「目的のある練習」だけでは不十分。それに加えて最高のプレイヤーから学ぶ「限界的練習」が欠かせない
  • エキスパートと凡人を隔てる最大の要素は「心的イメージ」

本書には今回紹介したことのほかに以下のことについて説明されています。

  • 脳の適応性
  • なぜ経験は役に立たないのか?
  • 苦しい練習を続けるテクニック
  • 超一流になる子どもの条件
  • 「生まれながらの天才」はいるのか? 

分野を問わずトッププレイヤーを目指している人、能力の向上に興味がある人はぜひ読んでほしい一冊です。

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